
記憶に新しい大学入試問題出題ミス。大阪大学、京都大学といった旧帝大の入試問題で出題ミスという前代未聞のニュースはまだ記憶にあたらしいかと思います。

事態を重くみた文部科学省は大学入試問題のミスに関する窓口を設置。

過去問題を活用する利点は、出題ミスをなくすこと。
入試問題の著作権などは大学に所属しますが、大学コミュニティの共有財産という考え方から、入試過去問題活用宣言をしている大学は国立28大学、公立20大学、私立69大学。
宣言の対象は学部入試(前期・後期)の過去問題。修業年限が4年制(医・薬・獣医学は6年制)で過去問題を公表している大学であれば、国公私立を問わず参加可能。
お茶の水女子大学、東京学芸大学、横浜国立大学、滋賀医科大学、東京慈恵会医科大学、名古屋市立大学、岐阜大学、順天堂大学、日本医科大学 などの国公立大学や医学部などが参加。
平成30年度入学試験でも多くの参加大学が他大学の過去問題を活用しました。
ただやみくもに志望大学の過去問ばかりを解くのは不毛です。
どの大学がどのような受験生に来てほしいかという大学の希望する生徒像があります。
大学がどういう傾向の問題を出題し、受験生に解かせたいかという特色にそった問題演習が大切です。
長年のデーターを蓄積し、分析、研究している予備校のテキストを解くのが一番効率が良いでしょう。