
数学②
数学II
【大問数・解答数】
昨年と同様、大問数は4ですべて必答。
【出題形式】
第1問、第2問は中問形式で出題された。
【出題分野】
数学IIの全分野から出題。
【問題量】
昨年並。
大問数・配点は昨年と同様で、問題量・計算量も昨年並。
現行課程で初めて第2問は中問形式で出題され、面積から関数を決定する目新しい出題もみられた。
全体的には誘導に従って解き進められる問題が多い。
数学II・数学B
【大問数・解答数】
大問数は5。
第1問、第2問が必答で、第3問~第5問から2大問選択。第1問、第2問は中問形式で、各2題であった。
【出題形式】
昨年から変更なし。1ラジアンの定義を選択させる問題が出題された。
答を選択肢から選ぶ問題が第1問で2個、第2問で3個、第3問から第5問でそれぞれ1個であり、去年より大幅に増加したが、それ以外は数値を求めさせる問題である。
【出題分野】
昨年通り、数学IIの分野が60点分、数学Bの分野が40点分の出題。
数学Bの3分野からは、2分野選択。第1問では「三角関数」「指数・対数関数」が出題された。
第1問〔1〕
三角関数
前半は弧度法の定義に関する問題で目新しい。
後半は三角方程式を解く定型問題
第1問〔2〕
指数・対数関数
最後の設問では2次関数の最大・最小に着目する必要がある。
第2問
微分法と積分法
〔1〕は接線と曲線で囲まれた図形の面積に関するおなじみの問題
〔2〕は面積から関数を決定する目新しい問題
第3問
数列
(1)(2)は定型問題
(3)は多くの文字が登場するものの、丁寧に誘導にしたがっていけばよい。
第4問
平面ベクトル
始点が頂点でない設定は珍しい。
図形的考察をほとんど必要としない計算の要素が強い問題
第5問
(1)は確率変数の平均・分散に関する基本事項を問う問題
(2)は昨年に引き続き二項分布に従う確率変数の問題
(3)は2年ぶりに母比率の推定に関する問題
【問題量】
昨年度と比べて計算量がやや減少した。また、思考力を要する問題が少なかった。
大問数、配点は昨年と同様。問題量、計算量は昨年並。全体を通して各分野の基本事項の理解が問われ、第1問では1ラジアンの定義を問う問題が、第2問では微分と積分の関係を問う問題が出題された。
第1問 (30点満点)
〔1〕 15 三角関数
〔2〕 15 指数・対数関数
第2問 (30点満点)
3微分・積分
第3問 (20点満点)
数列
第4問 (20点満点)
平面ベクトル
第5問 (20点満点)
確率分布と統計的な推測
※第3問~第5問より、2大問選択。