
数学①
数学I
【大問数・解答数】
昨年と同様、大問数は4ですべて必答。
【出題形式】
昨年から変更なし。
【出題分野】
数学Iの全分野から出題。
【問題量】
昨年並。
問題量や計算量は昨年から大きな変化はなく、例年と同様に第1問から第4問まですべて必答問題であった。
各分野の基本事項の習熟度を測る出題であったが、一部でやや複雑な計算処理力や思考力を要する出題がみられた。
数学I・数学A
【大問数・解答数】
大問数は5。第1問、第2問は必答で、第3問~第5問から2大問選択。第1問、第2問は中問形式で、第1問が3題、第2問が2題であった。
【出題形式】
答えを選択肢から選ぶ問題が第1問で4個、第2問で7個、第3問で2個、第5問で3個と、昨年に引き続き多めであるが、それ以外は数値を求めさせる問題。
第2問「図形と計量」、第5問「図形の性質」で空欄に当てはまる記号や文を選択する問題が、第3問「場合の数と確率」で等号、不等号を選択して確率の大小関係を比較する問題が出題された。
【出題分野】
全ての分野からの出題。ただし、数学Aの3分野からは、2分野選択。
第1問〔1〕は数と式からの出題であったが、6次式が出てきて珍しい。
第1問〔2〕は集合と命題からの出題であるが、集合演算の部分は難しい。
第1問〔3〕は2次関数の問題であるが、区間における本格的な最大値・最小値の問題が出題された。
旧課程の問題まで過去問演習をしていたかがカギ。
第2問〔1〕は三角比の問題であるが、後半で図形的考察が必要となる。
第2問〔2〕はデータの分析からの出題だが、読み取るべき内容がかなり多い。
第3問は確率の問題。(1)から(3)は表を作れば解答は難しくない。
(4)の考え方がポイント。
第4問は整数の性質の問題。2016年以来の不定方程式が出題された。(3)が難しい。
第5問は図形の性質の問題。
丁寧に図を描けばある程度推測はできるが、正確に議論をすることは難しい。
【問題量】
昨年よりやや減少。
大問数、配点は昨年と同様。問題量は昨年よりやや減少。
「図形と計量」「図形の性質」では、記号や数学的性質を選択して、それをもとに正しく図をかいて考える問題が出題され、論証の根拠を考察する力が求められた。
やや難化した。
第1問 (30点満点)
〔1〕10 数と式
〔2〕10 集合と命題
〔3〕10 2次関数
第2問 (30点満点)
〔1〕15 図形と計量
〔2〕15 データの分析
第3問 (20点満点)
確率
第4問 (20点満点)
整数の性質
第5問 (20点満点)
図形の性質